手の感覚によって体の異常な部位を見つける事を「触診(しょくしん)」と言います。この能力は前回話した通り、水分補給によって維持されます。
触診では異常なコリや張り、ゴマ粒から豆粒くらいの神経の滞り{神経節(しんけいせつ)}、各臓器の位置の異常、全身の骨のズレなどが分かります。この「触診」で、かなり多くの患者さんの情報が分かるので、ほとんどの症状の原因を特定できます。
アメリカにはオステオパス(11年医学と触診を勉強された医師)と言われる「触診」のレベルが神業に近い方々がいます。
その医師達のレベルは例えば、患者さんの手術歴、骨折歴、内臓の病歴などが問診をしなくても「触診」だけでほとんどが分かってしまうという事です。さらに、達人の域になると体の表面の微妙な温度差、一次呼吸と呼ばれる全身の超微細な動きもわかる様になります。
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